長女
長女は、あたりまえだけど、いつになっても第一子なので、しっかり者。
いや、しっかりせざるを得ないから、大人の話も聞いているし、
自分を前に出すよりかは、下の子の面倒をみてしまう。
きっとほんとは、甘えたいとしても
三女は小1。
小学生になっても甘えん坊。
学校ではしっかりしているらしいけど、家ではまあ、王様。
「いや~」と言っては暴れ。
「おねえちゃん、○○して~」と自分の思い通りにしようとする。
長女が小1のときは、三女が生まれたばかり。
ここぞとばかりに、赤ちゃんの世話をして、手伝ってくれた。
母のお手伝いができると喜んでやってくれた。
私も長女なので、よくわかる。
弟たちの面倒をみて、「さすが、おねえちゃん」と
親・親戚が言うたびに、「褒められることをうれしいと思おう」としてきたのかもしれない。
母は昔から私を「長男」のように頼りにしてきて、父が亡くなった後は更に!!
いまだに「ねえちゃん」と呼ぶ。
私は、長女のことを「おねえちゃん」とは呼ばないようにしている。
「おねえちゃん」という言葉には、何か、束縛のようなものがあって。
「自分」ではなく、姉妹の上下関係を表し、「役割」をつけられるような気がして。
でも、長女自身は「おねえちゃんは~」と自分のことを話している。
「おねえちゃん」
自分の立場を保つ言葉であり、妹たちよりちょっと偉いんだよという響きもあり
自分の考え行動を左右する言葉でもあるなぁと、ちょっと思った。